3.小さな成功を喜ぶ
自分に厳しい人は、小さな成功をおろそかにしてしまいがちです。
せっかくうまくいったことでも「こんなささいなことで喜んでいる場合ではない」と自分を厳しく律して、成功を見ないふりしたり、なかったことにしてしまう傾向、あなたにもありませんか?
自信や自己肯定感は、大きな成功をおさめた人にだけ芽生えるものではありません。むしろ、小さな成功体験を大事にして積み重ねることで、ぐんぐん芽生えていくものです。
「朝起きられた」「美味しいコーヒーを淹れられた」そんな、ほんの小さなことでも立派な成功体験です。「できる自分」の実績として、きちんと認めてあげてください。
できれば、3行日記など、短い記録を残すとより効果的です。
そして自分のことが嫌でたまらなくなったときや、「こんなことが自分にできるのだろうか」と成功への自信がなくなってしまったときには、その記録を見返してください。
自信がなかったけれどうまくいった、というケースだってたくさんあるはずです。マイナス思考に飲み込まれそうになったとき、そんな自分の経験談が必ず役に立ちます。
4.褒められたことを記録に残す
小さな成功体験と同じくらい意識して積み重ねてほしいのが、人から褒められた経験です。
自分を嫌っている人の中には「人から褒められたことなんて1回もないよ」という方も多いかもしれませんが、この記憶に関してはあまりあてにならないものだと思ってください。
なぜなら、人間の脳というのは、ネガティブな出来事(叱られたり、うまくいかなかったりしたこと)に関しては自衛本能から優先的に記憶に残しますが、ポジティブな記憶(褒められたり、うまくいったりしたこと)に関しては、さほど重要ではないと判断して切り捨ててしまうものだからです。
つまり、褒められたことはすぐに忘れてしまうことが多いのですね。
だからこそ、褒められた言葉やポジティブな言葉は、忘れても読み返すことができるように、書き留めておきましょう。
いつも持ち歩く手帳
褒められたこと専用ノート
日記
など、記録に残りいつでも読み返せるものならば、手段は問いません。
5.「失敗ではなく実験結果」と考える
人の成長には、失敗が欠かせません。
自分を嫌っているときは「あんな失敗をしてしまうなんて、自分はやっぱり駄目なんだ」と、ほぼ自動的に考えてしまいがちですが、この条件反射的な考え方を断ち切りましょう。
少し視点を変えてみれば、失敗ではなく、それは単なる実験結果です。
やってみた。うまくできなかった。
そんな結果が出たのであれば、
→もう一度やってみる。
→やり方を変えてみる。
→必要がないなら、それをやるのをやめる。
このように、次の行動を選べばそれでOKなのです。
大発明をした人も、実験の一発目からうまくいったわけではありません。大量のやり方を試してみて、「これではできない」「この方法もうまくいかない」と、やり方を一つずつ排除していき、最後にたどりつくのが成功するやり方です。 何かに失敗したときは、「実験結果」と考えましょう。
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